【インタビュー企画】トビタテ!留学JAPAN|#4 スリランカで笑顔を撮るまで
2026.04.17

「1枚の写真」に救われた私が、スリランカで笑顔を撮るまで。
インタビュアー:本日はよろしくお願いします。まずは、愛華さんがトビタテに応募しようと思ったきっかけから教えていただけますか?
愛華さん:きっかけは、同じ学校にトビタテの先輩がいたことですね。
彼女がトビタテの面接に受かったり、文科省で発表してたり、広告モデルになってたりするのを見て、「キラキラしてていいな、あんな風になりたいな」って憧れたのが最初です。
で、ちょうどトビタテに興味あるのか聞かれた時に、「めっちゃ興味ある」って答えたら、「いけるよ!」って背中を押してもらったのが応募の決め手でした。
(キャプション)スリランカにトビタっている先輩との写真
インタビュアー:背中を押してもらったとお話がありましたが、応募のハードルは感じませんでしたか?
愛華さん:いや、結構ハードルはありました。「倍率めっちゃ高いじゃん」とか、「どうせ課外活動ばっかしてる高校生とか、賢い人しか受かんないんだ」ってずっと思ってたので。「私に行けるのかな?」って不安でしたね。
インタビュアー:それでも応募できたのは、どういう心境の変化があったんでしょう?
愛華さん:応募する時に先輩に「どんなこと書いたの?」って全部見せてもらったり、他のトビタテの先輩を紹介してもらってアドバイスを聞いたりして、周りの助けもあってなんとか書類を出せたって感じですね。
写真で人に希望を与えられるか?
インタビュアー:今回の留学における探究テーマを教えてください。
愛華さん:「写真留学 in スリランカ」というタイトルで、「私の撮る写真で人々に希望を与えることができるのか」という問いを設定しました。
インタビュアー:その問いに至った背景もお聞きしたいです。
愛華さん:高1の時に地元を離れた高校に進学したんですけど、人間関係の悩みとかがあって、3ヶ月で辞めてしまったんです。その辛い時に、1枚の写真が自分を助けてくれたなって思っていて。
(キャプション)愛華さんを救った一枚の写真。
そんな写真への思いを持つ私が、先輩に背中を押してもらった時に「海外に行ってみて自分がどんな写真撮れるのかな?」「どんな写真を撮ったら相手が喜んでくれるんだろう?」と気になって、留学してみようと思いました。
インタビュアー:留学先にスリランカを選んだ理由は何だったのでしょう?
愛華さん:写真関連のインターンを探している時に、たまたまスリランカの観光情報サイトでフォトグラファーのインターンができるのを見つけたんです。
あと、スリランカについて調べている時に、現地の会社の人にどんな国か聞いたら、「みんなめっちゃ写真が好きで、カメラ持ってるだけでピースして入り込んでくるよ」とか「笑顔でフレンドリーだからいい写真撮れるよ」って言われて。私の撮りたい「笑顔の写真」に合ってるなと思いました。
あとは、みんなが行かない国に行きたくて。「スリランカに行きました」って言ったら「え、どこ?なんでスリランカ?」ってなるじゃないですか。そういうのが良かったんです(笑)。
インタビュアー:「写真のインターンがあって、自分が撮りたい写真が撮れる国」ってすごく運命的ですね。ちなみに、準備面で工夫したことはありますか?
愛華さん:初海外だったので持ち物とかはSNSで調べまくりました。あと、面接で「コロンボ(首都)ってどんなとこ?」って聞かれて答えられなかったのが悔しくて、世界遺産や特産品の紅茶について調べたり、日本の観光との違いを考えたりしましたね。
受け入れ先については、エージェントを通すと費用がかかるので、見つけたサイトの運営会社に直接ホームページから応募しました。「お金払いたくないな」と思って(笑)。
それでZoomで面談して決まって、滞在先もインターン生用の寮がいっぱいだったので、社長夫婦の家に転がり込んだ感じです。
インタビュアー:すごい行動力(笑)!お金をかけたくなかった、と言う話もありましたが費用面はどのように工面していたのでしょう?
愛華さん:トビタテからの支給額と、留学先での支出額はちょうど同じくらいでした。スリランカって物価がめっちゃ安くて日本の半分くらいなんですよ。旅行以外はスーパーで買い物して自炊して節約してたので、足りないってことはなかったですね。
言葉が通じなくても、思いは伝わる
インタビュアー:留学中のエピソードで印象的だったことはありますか?
愛華さん:スリランカに着いて3日後くらいに、インターン生全員でムスリム女学校へ授業をしに行くことになったんです。英語は今もそんなに喋れないんですけど、当時はもっと苦手で。
学校の子たちはめっちゃ英語で話しかけてくれるのに、全然わからなくて。でも、ある女の子が一生懸命ジェスチャーで「空手」を伝えようとしてくれたんです。
その時、自分の不登校時代のことを思い出しました。自分がうまく思いを伝えられない時に写真で表現していたように、「あ、人に思いを伝えるのって言葉だけじゃないんだ」って気づかされたんです。
(キャプション)ムスリム女学校での写真。
インタビュアー:非言語コミュニケーションの強さを肌で感じたんですね。
愛華さん:そうですね。それで帰国してから「人に教える立場になって、教えながら自分も学んでいける人になりたい」と思うようになって、教育学部のある大学を受験して合格しました。写真から教育へ、新しい視点が見つかった大きな出来事でしたね。
日本の大学を辞退して、海外大へ!?
インタビュアー:留学を経て、今やりたいことや今後の目標はありますか?
愛華さん:実は、日本の大学への進学が決まっているんですが、どうしても海外大に行きたくなってしまって……今、入学を辞退しようとしています。
インタビュアー:ええっ!それはまたパンチの強い話ですね(笑)。
愛華さん:そうなんですよ(笑)。留学で海外が大好きになったのもあるし、出前授業とかで出会った海外大生の人たちがカッコよくて。「自分の環境を変えてやろう」って思えた人たちを見て、私ももっといいとこ行きたかったなって正直思っちゃって。「じゃあ海外大行くか!」みたいな。
インタビュアー:すごい展開ですね。海外大でも教育を学びたいと考えているんですか?
愛華さん:マーケティングやSNSに関わることも学びたいし、教育もやりたいし、今はその2択で考えています。
インタビュアー:留学前と後で、愛華さん自身も大きく変わったんですね。
愛華さん:めっちゃ変わりましたね。行く前は「初めての海外で1人なんて超不安、飛行機乗れるかな」とか思ってたのに、帰りは「もう帰っちゃうのか」って余裕でしたし。
英語に対しても、行く前は「めんどくさい、勉強したくない」って思ってたのが、現地に行ったら「もっとコミュニケーション取りたい!」って毎日勉強するようになりました。
迷っているなら、応募するだけで得
インタビュアー:最後に、トビタテへの応募を考えている高校生にメッセージをお願いします。
愛華さん:トビタテを受けようか悩んでるなら、絶対に受けた方がいいです。落ちても受かってもいいから、応募だけはした方がいい。
自分のやりたいことだけを突っ走ってできる留学プログラムってなかなかないし、費用も気にしなくていいし、何より「日本代表」っていう肩書きがカッコいいじゃないですか(笑)。
トビタテのコミュニティも最高で、新しい世界がたくさんあるので。トビタテで留学して損はないです。みんなぜひ受けてください!
インタビュアー:間違いない。最高のメッセージです。本日はありがとうございました!